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フラワーアレンジメント 自分だけの世界へ
レッスン代を支払えば、マミフラワーデザインスクールのほとんどの教室で体験可能だ
仕事に追われる独身男といえども、花を愛でる余裕ぐらいはほしい。6畳一間のわが家にも心安らぐ花があれば…と常々思っていたところ、「フラワーアレンジメントが体験できる」と聞き、国内外で350の教室を構えるマミフラワーデザインスクールの門をたたいた。
フラワーアレンジメントとは、四季折々の花をリボンなどを使いながら、美しく生けることをいう。恥ずかしながら、中学・高校時代の美術の成績は「2」ばかりで、センスがないのは明らか。「決まった方法はありません。思いつくままで大丈夫です」と講師を務める倉成育枝さんは説明するが、その「思いつくまま」に自信が全くないだけに不安は募る。
まずは“主役”ともいえるメーンに据える花を選ぶ。「先生、この菊にしようと思うのですが」と自信満々にチョイスしたが、「それはガーベラです」と言われ、“生物にも弱い”ことを露呈してしまう。今回のテーマはキリスト教の復活祭である「イースター」。祭りのシンボルである卵を添えられる作品を作り上げる。華道でいう剣山に相当する専用スポンジに花をカットして差し、デザインを完成させる。
倉成さんに導かれるまま、おっかなびっくり始めてみると、これが実におもしろい。「飛び出した枝が気になる」「花の向きが違う」「ここに白い花はそぐわない」など、不安が消えて、自分なりの“こだわり”が次々わき上がってくる。
花を差して並べるだけではない奥深さもある。カゴにワラを巻きつけて、鳥の巣のような雰囲気を出してみた。まるで小さな別世界を作っているような感覚に陥る。「自分だけの世界を作り上げる楽しさがありますよね」と倉成さん。
すっかり夢中になった40分間。感性をフル回転させ、美術「2」なりの作品が完成した。思ったより上手にできたとほくそ笑んでいると、「優しい人柄がにじみ出ている作品です」と、お褒めの言葉をいただいた。うーむ、フラワーアレンジメントは人間性まで浮かび上がらせるとは…。ぜひ一度おためしあれ。(森浩)
(2007/03/26 13:35『Sankeiweb』より)
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